2023年があと数日で終わる。
今年一年は、初めての経験に溢れた充実した一年だったように思う。
2022年11月ごろ、とある病気に罹患したため、2023年の始まりはその病気と共に迎えた。
実家に帰省しても、病気の進行を抑えるための薬を毎朝と毎晩に服用し、両親との会話は、手術の日程や入院の準備などの病気に関する記憶しか残っていない。
2023年2月は、生まれて初めての入院と手術。
術後は、高熱と下痢に悩まされ非常に苦痛を伴う2週間程度の入院生活。
しかし、苦痛を伴う最悪な時間だけであったかと問われれば、意外とそうでもなかった。
優しい看護師さんたちとの会話。
専門職である医師や看護師の力量を間近で見られる貴重な機会。
もう手術や入院はこりごりであるが、心温まる日々であった。
3月以降は、大学4年生として卒論研究や教採のことで忙しい日々を過ごした。
初めての経験となる卒論研究は、なかなかうまくいかずに苦しむことばかりであった。
教採はなんだかんだで無事合格。
幼いころからの憧れであった夢が、すぐそこに近づいている。
大学生最後の夏休みは、O大学への遠征、教育実習、日本教師教育学会などイベントが目白押しだった。
2023年の9月は、これまでで一番慌ただしく、あっという間に過ぎ去っていった。
2023年10月以降は、卒論と向き合う日々であった。
ゼミ卒論合宿では、私自身の検討終了後、それまで張り続けていた様々な糸が一気に緩み、呼吸が浅くなり、手は痺れ、吐き気が生じ、階段にうずくまることもあった。
その後のゼミ生とのプチ観光の頃には、体調は回復し、十分に楽しませてもらった。
卒論の調査については、X小学校の3名の教諭に協力をいただき、授業観察とインタビュー調査を実施した。
学生である私を温かく受け入れ、調査にご協力くださった3名の先生をはじめ、受け入れてくださったX小学校の教職員の皆さま、そして子どもたちへ感謝の気持ちでいっぱいである。
これを書いている12月28日は、指導教員のもとへ卒論の相談に行ってきた。
無事、卒論のゴールテープがうっすらと見えてきた。
1月初旬に控える提出日までに、なんとか形にしよう。
2024年は一体どのような一年になるだろう。
大学卒業、社会人生活・教員生活の始まり、…。
不安はもちろんあるが、それ以上に楽しみを見いだし続け、日々を生きていきたい。
2023年、ともに生きてくれたたくさんの方々、ありがとう。